2009-07-03
なにかの夢
妙にリアルで鮮明な夢を見た。
その日、僕はペットショップにいた。
都内に良くあるペットショップの一つで、四方をガラスケースに囲まれた小型犬たちに紛れて、おかしな犬が1匹いるのが目が入った。
その犬は、中型犬で、たて髪がぼうぼうに生えてるけれど、身体の体毛は薄く、しかも中途半端なブチ色で、顔のそれぞれのパーツのバランスも悪かった。
まあ、一言で言ってブサイクな犬だった。
でも、僕が近寄るとキャンキャンと、それはそれは嬉しそうに尻尾を振る。
そのブサイクさが、愛らしく思える。
でも、
僕はマンションで一人暮らし。仕事時間は不定期で、家に戻らない日なんてしょっちゅうな生活をしている。
犬なんてとても飼える身分じゃない。
そう自分に言い聞かせたにも関わらず、無邪気にキャンキャンと叫ぶ、そのワンコをしばらく見ていると、どうしても欲しくなって、ついに我慢出来ずに、レジのお姉さんに、購入を希望した。
値段は9800円だった。
ああ、どうしよう。犬は10年以上は生きる。
僕はこれからも一人で、酒に溺れたグチャグチャの生活のまま、このワンコを育てなければいけない。
プレッシャーが押し寄せた。
しかし、ショーケースから出てきたワンコが、それはそれは嬉しそうに僕に抱きついてくると、そんなプレッシャーは消し飛んだ。
カワイイ、かわいい、なんて可愛いんだ。
子供が出来たように撫でていると、次の記憶では、僕は会社のオフィスにいた。
そこは確かにオフィスなんだけれど、何故か仕事と関係ない知り合いも大勢いて、みんな飼い犬を持って来ていた。
ウチのオフィスは、ペット禁止なんだけれども。
どうやら、僕の周りでは犬を買うのが流行しているようだ。
会社の仲間も、指名のキャバ嬢も、大学時代の友人も、呑み友達も、
皆が皆、自分の愛犬を連れていた。
みんなが買っている犬は、トイプードルやチワワ、キャバリアなど血統証付きの小型犬たちだった。
僕も買ったばかりの犬をみんなに見せた。
ところが、僕の犬を見ると、みんな、口々に冷たい視線になって、ぼそぼそと非難し始めた。
「なんか、ちょっと変じゃない?」
「可愛くないでしょ?」
「顔、おかしいよ」
「奇形じゃないの?」
変わらず無邪気に僕にまとわりつく愛犬を抱きかかえながら、みんなの言葉にムッと来て、それぞれ言い返していたものの、徐々に、僕は自分の犬が他の犬たちより劣っているような不安に苛まれた。
ふと顔を見ると、愛嬌があったブサイクさが、本当に醜いだけのようにも思えてくる。
なんとか、そんな想いを打ち消そうとしていると、いつの間にかオフィスに入ってきた、父親や母親、妹などの家族が僕のそばに寄ってきた。
家族は、普段のそれで、もっとはっきりと僕の一世一代の買い物に罵声を浴びせた。
しかも、その罵声は飼い犬にではなく、徐々に僕へのものになっていく。
「お前に犬なんて飼えるのか」
「そんな暇があったら嫁の一人でも連れてこれんのか」
「お前みたいだらしないヤツに飼われた犬のほうが可愛そうだ」
周囲にいた僕の知り合いたちも歩調を合わせるように、僕への悪口へと切り替わっていく。
方々から聞こえる罵声の数々に、僕は、何一つ言い返せず、その場に立ち尽くしていた。
ただ、みんなの罵声に耐えている間に、
いつの間にか、愛犬の他人の犬に対する劣等感は消え、僕はこれまでになく愛らしくなり、ギュッと強く両腕で抱きしめていた。
















コメント
はじめまして。
いつも楽しみにしています。
名古屋のキャバクラ大好きbeastと申します。
『何がどう』というワケではないのですが、共感してしまいました。
俺は人一倍コンプレックスが強く、自分に懐いてくれる動物が好きです。
そして、少なくとも俺に対してネガティブなことを言わないキャバ嬢も好きなのです。
なんとなくですが。
勝手な解釈で失礼しました。
2009/07/03 13:20:31 | beast
ポイラはデキが悪いんだが、
きっと自分にデキの悪い息子ができたら、
かわいいと思う。
2009/07/03 22:38:50 | あるごん
>>beastさん
はじめまして!
名古屋はまた行きたい街です。
ホントに単なる夢を書き記しただけなんで、なんという解説もないのですが、キャバクラの暗示だったんですかねえw
今後ともどうぞ、よろしくお願いいたします。
>>あるごんさん
慈愛の精神ですね!
お互い無駄に頑張りましょう
2009/07/04 1:04:51 | キャバクラ独眼鉄
子供が生まれちゃったりする予知夢だったりしてな。
2009/07/07 14:18:41 | Jigen
>>jigenさん
照れますね。
2009/07/09 0:46:56 | キャバクラ独眼鉄