2010-01-11
ギラギラな愚か者。
一昨日。
HPにも書いたことがある、ドクターのかいな氏から突然、5年ぶりに連絡があった。
懐かしい!
何回かメールしても返ってこなかったので、とっくに死んだかと思っていたのだが、どっこい生きていて、何でも、新しい仕事先が決まったという。
そして、お互い積もる話しは・・・特になかったが、愚痴りたいことはあったようで、久しぶりに、呑みに出かける。
かいな氏は、かなり溜まっていた部分もあったのか、以前会ったときにも増して饒舌だったが、お互い一通り話し疲れると、
「じゃあ、久々にキャバクラに行きますか」
と、5年経ってもやることは変わらないのね、というノリで歌舞伎町に。
そこで見かけたギラギラガールズという派手な看板。
よく、水着の姉ちゃんたちが写った看板を背負って新宿界隈を移動トラック広告で走っている、あの店だ。
「ちょっと行って見たかったんですよ、ここ」
というわけで、大した期待もせずに中に入ったのだが、中の光景を見て俺は呆然と声を上げた。
What’s a heaven??
ここは、桃源郷か??
いきなり視界に飛び込んできたのは、目移りするような下着や水着のセクシーな姿の女の子たち。
入り口には「お触り禁止」と書いてあったのに、あっちの席では女の子は男にまたがり腰を動かし、そっちの席では顔を寄せ合いながらディープに愛を語り合い、余った女の子はステージに並んで半裸のセクシー姿でアピールしている。
しかも、どの子もVIPなビッチ臭が漂う俺好みの美女ばかりなのだ。
ここはホントに日本なのか!?
俺は歓喜して、テーブルに座ると、まずは景気付けにテキーラを女の子全員に配って、乾杯の一気呑み。
お礼とばかりに、店のシステムには全くないのに、隣の子が唇を合わせてくる。
完全にノリがタイのゴーゴーバーである。
楽しい。なんて楽しいんだ。。
日本は不況の真っ最中。日の丸フラッグであるはずのJALが倒産し、失業率は悪化の一途、自殺者は年間3万人を越え、二番底の懸念も絶えないなか、こんなにバブリーでお気楽南国ムードな店があって良いのか。
歌舞伎町だって、凄まじい不況が覆っているはずなのに、この店では、ガンガンに鳴り響くノリの良い音楽のなか、どのテーブルも満面の笑みを浮かべたお客さんでごった返している。
そして、働く女の子の顔にも、減りまくった給料袋から捻出して遊んでいる客の顔にも、どこにも「不安」の「ふ」の字も感じられない。
明らかに、この店だけ、バブルの全盛期にワープしている。
それでいて、わずか1セットの料金が5000円程度とキャバクラにしては激安。
この3、4倍の金がかかる高級店に行ったって、現実から抜け出せない客やしぶしぶ働いているような女の子のなかに、ギスギスした顔の一つや二つ浮かんでいるものだが、この店では、そんなブー垂れた顔をしている人間は皆無である。
禅宗でいうところの、
「いま、ここ、自分」
という、瞬間、刹那がまさに仏への道であるという教えを、ある意味、最高な形で実践しているわけだ。
いま、この瞬間に日本国内で「楽園」と呼べるところがあるとすれば、この「ギラギラガールズ」しかないのではないか。
そんなことを思って、サイヤ人並にテンションが上がってしまった俺は、さりげなくおっぱいにタッチしたり、タッチされたりして卑猥に楽しみまくっていると、突然、場内の音楽が転調し、接客していた女の子がおもむろに立ち上がった。
何事だ!?
俺が身構えるが早いか、あちこちで女の子達が腰を、振り振り踊り出したのだ。
どこそこのキャバクラにでもあるようなショーメンバーだけの限定されたダンスじゃない。
店の子、全員だ。
全員のダンシングタイム。
しかも、だからといって強制されて踊っている様子ではなく、どの子もスマイル、スマイル、全身スマイル。
ある子はカウンターの内側でウエイトレスをしながら、またある者はステージに上がってマイクを握り、ある者はプロダンサー顔負けのポールダンス。それ以外の幾十人はグルグルと思い思いに踊りながら客の背後を回り出す。どこを向いても、壮観な光景である。
艶かしくくねらせた身体が、時に触れ合い、目が合えば膝にまで乗ってくる。
全身を使って踊る子の中には、汗がほとばしり、淫靡な香水の匂いが鼻につく。彼女たちの誰もが妖艶に艶かしい。
カオス。
混沌。
ここにあり。
しかも、響き渡るオリジナルソングが、お世辞抜きで椎名林檎と並び立つほどにセンスが良く、それに合わせて踊りまくるダンサーとバンドのメンバーたち。
ステージのボルテージが上がると、観客たちの(股間の)ボルテージも最高潮だ。
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚。
全身全霊が快楽に酔いしれる。
脳内物質がダダ漏れだ。
俺は、いつしか無意識に財布を出し、身体を刷り寄せてきた女の子たちにチップをばらまいていた。
その額、わずか10分のショーの間に15000円くらい(←失笑)
それにしてもだ。
なんというベリーグッドジョブなコンセプト。
神はアダムとイブを作る以外にも、こんなにも大きな仕事をやってのけたのか。
俺は、
The world is mine!!
と声だかに叫び、このバブルな雰囲気に意味が分からないほど酔いしれた。
連れのかいな氏は、俺のテンションの高さに若干引き気味だったが、いつまでたっても落ちることのないテンションを維持した俺は、延長を3回繰り返し、店の終了時間が来るまでゴージャスな酒に酔いしれたのだった---。
感無量。
















コメント
俺もサイヤ人になりたいっす!ギラギラに今度行ってみますね!!鉄さんの文章は展開がきちっとしててたまにでる比喩がたまらなく好きです!!これからも無駄に応援してます!またUPお願いします。
2010/01/12 12:17:46 | under
楽しそうな店だが、新宿は帰りがかったりーんだよな。5,000円ぐらいかかるし。
ところで明日池袋で新年会があるんだが、似たようないい店ないかね?「水着キャバ」とかでggればいいですか?
2010/01/12 17:34:15 | saku
>>underさん
無駄にハイテンションでチップばらまいている男がいたら、それは俺なので、絶対に声を掛けないでください(笑)
>>sakuさん
そんなんどうでもいいから早く歌舞伎町に来てください!
2010/01/14 16:34:58 | キャバクラ独眼鉄
女でも一目見てみたいです(☆▽☆ )
2010/01/15 18:28:34 | つかさ
>>つかささん
見に行きましょう。
というか働いてみましょう。
2010/01/18 23:58:55 | キャバクラ独眼鉄
初めまして☆
ギラギラガールズ完璧なんですね。。。すごい。この不景気の中店の子全員が楽しく働いてるなんて、どんな素晴らしい空間なんですかね
あと、文章が面白くて一瞬でファンになりました。また来ます☆
2010/02/10 2:36:01 | yu-yu
>>yu-yuさん
初めまして。
サイトでは、具体的なお店を晒したことないのに、あまりに良い店だったので、思わず晒してしまいました。
是非とも一度行ってみてください。
その際、かなりの確率で僕と会う可能性もありますが、憐れみの心でそっとしてあげてくださいませ。
2010/02/10 11:54:25 | キャバクラ独眼鉄