2007-12-14
陽はまた沈む。
クソッタレな仕事がなんとか片付いた。
コンチクショウ。
たまには、女の子と夕飯くらい喰わせろって言うんだ、ボケ!
って感じで、それとなくわずかな知り合いの女の子たちに勇気を出して食事に誘おうとテレフォンコールしてみるが、見事に誰も出ない。
クソッタレめ。
今日食事に付き合ってくれる女の子がいたら、生涯面倒見てやろうと思ったのだが、ヤメだ。
しょうがないので、腐れ縁の大学仲間のOという男にメールすると、運良くというか運悪くというか、丁度四ッ谷あたりから新宿に向かってる途中だという。
なんというナイスなタイミングだ。彼が女だったら俺は人前でのクンニも辞さないところだ。男なのが残念でならない。男のものを舐めたところで、クンニとは呼ばれないのでクンニは絶対に出来ない。
Oは、俺と顔を合わすなり、
「女が喰いたい。でも、それがダメなら旨いものが喰いたい」
とほざくので、歌舞伎町のど真ん中にある、750円のサバ定食が喰える高級料理店に連れていった。
「喰え!喰え!サバを喰え!」
と煽るが、彼は刺身定食を注文した。
ヒネクレ者め。
ピュアな俺はシャケ定食を注文する。
食べ終わると、キャバクラに行くことになった。
俺が、「やべえ。シャケ臭いかも〜」
と言うと、Oは、
「酒じゃなくて、シャケ?ちょっと可愛い」
と口にした。
シャケくせぇ〜
で。
足を向けた先だが、キャバクラはツマランからヤメた。
賢い俺たちは、キャバクラと同じ料金で入れるセクキャバに入店することにした。
キャバクラとセクキャバの違いは、今さらだから省くが、入ったその店で、我々はそれぞれ、モテない男たちぶりを全力で出したというか、人間の欲望とはこれほどまでに醜いものか、という性(サガ)をお互い見せつけあった。
ついでに言うと俺のほうは、ムチャクチャ久しぶりに人肌に触れたせいか、店を出ると、カウパー氏腺分泌液の漏濁が止まらない。
俺は、次の店を探そうと前を行くOに、
「やばいよ、カウパー氏腺分泌液でパンツがガビガビだよ」
と悩みを打ち明けると、
「俺なんて、カウパー氏腺分泌液がパンツからこぼれ落ちて、靴下に進入しているよ」
と率直な意見を申し出てきた。
気づかなかったが、彼は彼で悩んでいたらしい。危険なので、気をつけて欲しい。
その後、次の店を探そうとしてキョロキョロしていると、Oが、
「裏DVD買っていこう!」
と、ゲス過ぎる意見を口にする。
こんな時間に裏DVDだぁ?
舐めてんのか、コラ!
と思いつつも、後輩想いのナイスガイである俺は、彼の欲望に付き合って、とある地下にある裏DVD屋に入った。
必死で吟味するOを差し置いて、泰然自若とした面持ちで時間をやり過ごしていたのだが、そのとき恐怖の事件は起こった。
その裏DVD屋は地下への階段を下ったところにあったのだが、店内はもの凄く狭く、5人もいたら窮々な広さだった。
中は、店員がわずかにカウンターに独りいるだけ。
その他に誰もいなかったわけだが、我々が物色していると、なぜか店員が立ち上がり地上へと上がっていった。
俺とOが顔を見合わせる。
無言で、お互い、
「ヤツはなんで上がっていったんだ??」
と疑問を投げ合った。
このへんの嗅覚は、散々夜の街を歩き回ったせいで発達していた。
「でも、まあ、まさかな」
と思ったその時。
地上で、「ガラガラガラ」とシャッターが下ろされる音が聞こえた。
「WHAT’S A FUCKING HELL?!」
アメリカ人の血が流れる俺は、思わず叫んだ。
アタマの中に、
監禁!
あっちの人たち登場!
身ぐるみはがれる!
あぼ〜ん!
というシャレにならない絵が浮かんだ。
慌てて二人で店を出て階段を駆け上がる。
地上では店員がシャッターをいまにも下ろさんばかりの瞬間だった。
「おい!てめえ!なんで勝手に店を閉じるんだよ!」という思いを込めて、いじめられた子犬のように店員を必死で睨みつけると、店員は大人しく俺らを店の外に出してくれた。
歩きながら、二人して、
「今のは何だったんだ?」
と推測し合ったが、真面目な話し、リアルにピンチだったのかもしれない。
まさに「君子、危うきに近寄らず」の瞬間だ。
俺が「現代の君子」の異名を持つほどの聡明な男でなければ、危険な目にあっていたのかもしれない。
と、
そんな危険を脱したからといって、溢れ出る股間のカウパー氏腺分泌液の流れは簡単には止まらない。
肝心のDVDも購入することは出来なかった。
もう1軒、どこかに行かないと収まりがつかない。
歩きながら、
「でもキャバクラはつまらんしなぁ。かと言ってセクキャバもう1軒行ったら余計にカウパーさんが流出するしなぁ。でも風俗はさすがに行ってられんなぁ」
と喧々諤々していると、俺は閃いた。
「そうだ!出会いカフェに行こう!」
俺は未経験だったが、噂(エロ本の情報欄参照)では、若くて可愛い素人の女の子たちがいて、場合によってはあんなことやこんなことまで出来てしまう可能性があるというカフェだ。
Oが過去に行ったことがあるという店に向かっていると、誰かが俺の肩を叩いた。
振り返ると、大学の後輩の女の子が立っていた。
偶然である。
聞くと、彼女は仕事仲間とこれから呑みに行くところだという。
ちなみに、彼女は先月結婚したばかりだ。
おめでたい身分であると言える。
俺は思った。
もしも、俺が彼女なら、こんなおめでたい時期に、もっとも会いたくない二人組ではないだろうか。
俺なら、無視するか、どうしても接触をしなければならないとしたら背後から蹴りを入れているところだ。
少なくても、このおめでたい時期の最低前後3ヶ月は会いたくない。
病気が伝染するように不幸まで伝染したらシャレにならない。
3ヶ月どころか可能ならば、前後3年くらいは会わなくたっていい。
それどころか前後300年くらい会わないで、子孫への遺言で、「あいつらの子孫と付き合ってもロクなことはないから末代まで付き合うな」と書き残してもいいくらいだ。
それが、実際の彼女は、屈託のない笑顔を浮かべて、俺らに優しく微笑んだ。
まるで、偶然の出会いを喜んでさえいるようだ。
俺は続けて思った。
なんて性格が良い子なんだ。
こんな性格良く生きているというのは、最近結婚した旦那がよっぽど人格者であるか、あるいはあまりにどうしようもなくてすでに諦観しているかのどちらかであろう、と。
俺は、彼女の幸福を祈らずにはいられなかった。
しかしだ。
もしも、あと3分。前に時間がずれてて、裏DVD屋から逃げ出すように路上に出て来た途端に出会わなくて良かった。
逆に3分、後ろにずれて、出会いカフェに入る瞬間に遭遇するのも、威厳を持つべき先輩が後輩の女の子に見られる姿としては、かなりツライものがあった。
まさに、色んな意味で危機一髪の一日であったことだけは確かな夜だった。
















コメント
久しぶりに覗いたらブログでフカーツしてるんでつね。
思わず読破しますた。
出会いカフェでの出来事うpキボーン。
2007/12/15 0:19:11 | あるごん
そのDVD屋は合い言葉を言うと、裏に通されて武器売ってくれるって店じゃねーの?
つーか、そろそろゲーム返せよw
2007/12/15 11:52:04 | Jigen
>>あるごんさん
そうです。無駄に復活していました。
こんなところ読破しても何もないすけど、ありがとうございます。
出会いカフェは何もなかったです。女の子と話しすらしませんでした。残念ながら。。
2007/12/16 23:40:37 | キャバクラ独眼鉄
>>次元さん
いやぁ。そろそろ売っ払おうと思ってたんですが、良く覚えてましたねえ。
2007/12/16 23:41:12 | キャバクラ独眼鉄