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先日。

友人の某大物芸能関係者から連絡が入った。
彼が、どのくらい大物かというと、映画の現場でセカンドアシスタントディレクターとして、監督に足蹴にされる日々に追われているくらいだ。
1日20時間労働を月25日くらいやっているのに、毎晩酒を食らっているのだから間違いなく大物だ。

その彼が電話口で、俺に「小倉優子主演のドラマに出演して欲しい」と言って来た。

いきなりの申し出である。

確かに、俺はヘタしたらハリウッドでデビューしていてもおかしくないルックスの持ち主である。
今に思えば、これまでスカウトされたことがないのが不思議なくらいな存在である。

この大物業界人は、友人であったせいで気が付かなかったが、実は相当な目利きだったのだ。
もともとの脚本では登場の予定がなかったのに、あまりの俺の存在感に、出演依頼をせざる得なかったようだ。

俺は、契約書を交わすためにエージェントを通して欲しいと思ったが、今にも土袈裟せんばかりに泣きながら依頼してくるので、ここは一つ男を立ててやるかと、出演を快諾した。

肝心の俺の役はというと、
あの小倉優子の身に起こったピンチを救うべきために突然現れたヒーローともいうべき役であった。

正確に言うと、某研修生である小倉優子が犯したミスを他の乗客に怒られるのに、その怒号が気になって乗客B、D、E、Fとともに、思わず振り返る乗客Cの役である。

出演カットはわずかに1カットだが、全米注目の貴重な1カットであることは間違いない。
俺の演技にレッドカーペットの上を歩ける作品になるかが掛かっていると言っても過言ではないだろう。

なぜ、こんな重大な役目を俺にまかせたのかと聞くと、「製作予算がないので、暇そうなヤツに手当たり次第に声をかけている」と答えた。
何語で喋っているのか理解出来なかったが、俺でなければならない切実な理由があることだけは分かった。

当日。

普段からプロのスタイリスト以上にオシャレのため、専属スタイリストも断り自前の衣装に身を包んだ俺は、こりん星からわざわざタクシーに乗ってやってきたという小倉優子のいる現場に案内された。
彼女は、チラリと、恋人役とも言うべき、俺の姿を一瞥した。
だいぶ照れ屋と見えて、これから共演すると言うのに、挨拶も出来ないようだ。

そして、
監督の「アクション!」の声とともに、いよいよ本番が始まった。

小倉優子が演技を始める。
どことなく俺を意識した演技だ。
俺は、
「落ち着きなよ、そんなに俺を意識しないでもキミはキミのままで素敵さ」
と言葉には出さないまでも以心伝心で彼女に伝えた。

「あ、すいません!」

優子の声が響き渡る。
それを聞いた俺が、振り返った。
迫真の演技だ。
この俺の振り返り様に、 全世界の視聴者が、涙する瞬間である。

監督も、周囲のスタッフも、俺の演技力に押し黙った。(そうでなくても本番中に黙らないスタッフはいない)

「カットぉぉ!!」

監督の怒号が響き渡る。

エアチェックを終えた監督が「オーケー」の声を出すと、全スタッフが俺に感謝の意を述べた。

一息ついた俺は、優子に挨拶しなきゃな、と思って席を立つと、残念ながら優子は真っ先に控え室に戻ってしまった。
返す返すも照れ屋なようだ。

この作品が放送されれば、ハリウッドから出演依頼が殺到することは間違いない。
その前に、優秀なエージェントを探さなければなるまい。

ふー。

“芸能人”という商売も自分がなってみると、なかなか大変である。

2008-01-20

人生の精算

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先日の朝。
仕事に出かけようと自宅のマンションの部屋を出て、エレベータのボタンを押した。
ところがエレベーターは階上に停止したまま中々ウチの階には降りて来ない。
イライラしながら待つこと2分。
やっと降りてきてエレベーターのドアが開くと、そこにはアフリカンな黒人が二人乗っていた。
そして、なぜか手に持っていたリンゴを俺に見せびらかすように頬張った。

なぜ、上野の寂れたマンションで、見るからにアフリカンが二人もエレベーターの中でリンゴをかじっているんだ??

俺は、このコントでもあり得ないシチュエーションに驚愕して、笑いを堪えるために彼らから背を向けた。

しかし、彼らは俺の背後でリンゴをかじり続ける。
ガリッガリッという音とともに、甘酸っぱい匂いがエレベーター中に充満する。
音の回数から判断して、かなり懸命なかじりようだ。

やめてくれ〜
頼むから、それ以上俺の背後でリンゴをかじるのはやめてくれ〜

俺は、思った。

もしかしたら、神様は、
俺がこんなに女にもモテず、あちこちでバカにされて挫折しまくってるふがいない人生を、こんな有り難い光景一つで精算しようとしているのかも。。

面白いけど・・・そりゃないっすよ!

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先日。
知り合いの女の子から、ちょっと相談したいことがあると言って連絡があった。

なんでも、その子の友人の彼氏(職業:警察官)が、付き合う前に風俗に50回以上も行ったことがあるらしくて、そんなヤツと付き合っていて良いのか、と相談されたのだという。
それを「又聞き」ならぬ「又相談」で俺の意見を聞きたいというのだ。

聞くと、カップルの双方とも31歳。結婚も視野に入れて付き合っていたらしいのだが、その彼氏の告白以来、ほぼ婚約状態だった二人に亀裂が走ったのだという。

俺は、あまりにどうしようもない相談にすぐに言葉が出なかったが、1つだけ気になった。

どういう経緯で、こういう告白に至ったのかは分からないが、なぜ、「風俗に50回以上行ったことがある」などという、バカ正直を通り越してマヌケな答えを口にしたのかということだ。

一般の女の人がどう思っているかは知らないが、ぶっちゃけ日本人の世の男性の大半が風俗の経験はあるだろう。

俺の周囲でいっても、30歳超えたくらいの男に聞けば、普通に社会生活を営んでいる男の9割は経験がある。

ただ、これが、「50回以上」となると、数はだいぶ減るかもしれないが、それでも、成人してから30歳までの10年を回数で割れば、この数字もそう大した数字ではないとも言える。

しかしだ。
全く風俗など異文化に捉えている一般の女性からしたら、自分の最愛の彼氏が「風俗に50回行った男」だったというのは、ショックなことだったなのだろう。

「50回」という数字にはそれだけ重みがあるわけだ。

ただ、普通の男なら、一般の女性が風俗に対して少しも良い印象を持っていないことなど想像がつくはずだ。

万が一、名刺が見つかったりして、風俗に行っていたことがバレたとしても、その回数を聞かれて、

「50回以上」

と答えるのは、その神経を疑わざる得ない。
仮に本当に50回以上通っていたとしても、

「1回だけ行ったことがある」
というのはウソも甚だしく避けるとしても、

「2、3回くらい友達に誘われて断りきれなくて行ってしまった」

というあたりに答えておくのが正常な回答だ。

「2、3回」というのも白々しい、というのなら、

「まあ若かった頃に、4、5回くらい経験あるかな」

というあたりに落としどころをつけておくのは、必要悪というか、「必要嘘」であろう。むしろ相手にも配慮をした回答だ。

この回数を聞いて、さらに突っ込んで詳細の回数を追及してくる女の子はそうはいない(はず)

それを、今回の相談では、どういう追求を受けたのかは知らないが、寄りにもよって「50回以上」という回数を答えたわけだ。この答えは、「僕は淋病です」という告白に勝るとも劣らない見苦しい回答であった。

俺は、相談してきた知人にその自分の意見を伝えると、その知人の女の子は、
「そんなことを聞いているわけじゃない。相談した相手が悪かった」
と口にして電話を切った。

残念な反応だ。

ただ、これは女性の方たちに知ってもらいたいのだが、男にとっては、間違いなく「風俗の効用」というのがある。

例えば、俺のように、滅多なことでは風俗には行かないが、その代わりに口説けもしないのにキャバクラに飲み屋に、有り金全部失うほど呑んだくれて、アル中になったうえに、家には孤独を癒すために購入してきたアダルトDVDがそこかしこと散在している男と、

週に1回必ず風俗に行くが、それ以外は2次元、バーチャル3次元の世界には見向きもせずに、仕事にまい進して貯蓄も堅実なスッキリポッキリの男と、どちらが良いかということだ。

「どっちもイヤだ」という意見は置いといて、
風俗に寛容になれ、とは言わないが、結局男とはそういう生き物だということは理解してもらうしかないとは思う。

2008-01-11

やばい。。

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最近自分の姿を見てないなぁと思って、さっき裸になって鏡を見てみた。

痩せマッチョなジャニ顔が映ると思ったら、ぼってり腹の出た気の弱そうな猿がいた。

そ、そんなバカな。。。

最初、鏡が腐っているかウソをついているかのどちらかかと思ったが、別の鏡を見ても、同じだった。

焦った。

進行するメタボ。劣等感に満ちた淀んだ瞳。中途半端に伸びた手入れのない頭髪。ホームレス真っ青の無精髭。

いつの間に、俺はこんなに醜くなってしまったのか。

つい先日まで、ジャニ顔のジャニ体系だった男が、わずかの期間でこの醜態ぶりである。
人間はかくも変貌するものなのか。

これはマズい。
ただでさえ色んなことがマズいのに、子種を作る前に、こんな姿になってしまってはこの先、希望がない。

焦った俺はとりあえず冷蔵庫からビールを取り出し、呑んだ。

そして、小1時間かけて焼酎をグラスで5杯くらい呑んで、あらためて全裸になって鏡を見た。

目が霞んで、心なしか、少しはさっきよりもマシに見える。

そうか。
今後は、鏡を見るときは、酒を呑んでからにしよう。

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あけましておめでとうございます。
今年も無駄によろしくお願いします。

最近あった興味深いニュースより↓

【こぼれ話】売春は人類以前から存在?=サルに類似行動 (AFP=時事)

【パリ2日AFP=時事】オスのオナガザルがメスと交尾するため毛づくろいという「代価」を払うことが、南洋理工大(シンガポール)のマイケル・ガマート氏の研究で分かった。英科学誌ニュー・サイエンティストが2日伝えた。「売春は人類最古の職業」とも言われるが、その起源ははるか昔にまでさかのぼるのかもしれない。≪写真は動物園のオナガザル≫
 ガマート氏はインドネシア・中カリマンタン州で、50頭のオナガザルを20カ月にわたって調査。それによると、メスは平均して1時間に1.5回交尾するが、オスから毛づくろいを受けた直後には3.5回に跳ね上がった。この時、交尾の相手として毛づくろいしたオスが選ばれる傾向があるという。
 「市場原理」も働いており、メスが数頭いる場合、オスが払う代価は毛づくろい8分間なのに対し、メスが1頭しかいない場合は最高で16分間も毛づくろいをする必要があるとしている。

個人的には、売春なんか合法にしてしまえと思っているのだが、最近歌舞伎町の裏DVD屋を巡っていて、その思いが強くなったところがある。
一時摘発されて壊滅していたのに、最近また凄い店舗の数。必ず数ヶ月サイクルで摘発が入るのは分かっていても、度々開店するということは、それだけ儲かる商売というわけだ。
逆に言うと、表のアダルトビデオの股間につけるモザイクが、暴力団の資金源を生み出しているということだ。
まあ、知り合いでモザイクだけで生活しているような映像編集者もいるから、全部合法になってしまうと、一般人にも喰いっぱぐれる者が出てきてしまうのだろうけど。

売春に関しても、挿入なしのファッションヘルスのシステムは合法で、本番が入ると違法ってのは、なんのこっちゃと思う。

禁酒法時代のアメリカじゃないけど、絶対にどんなに禁止されてもなくならない行為で被害者のいないものはルールさえ決めれば、むしろ合法にしたほうが社会は良くなるんじゃないだろうか。

わざわざ触れたくないところだろうが、こういうことも議論のテーブルに置いてくれる政治家なんかがいても良いと思う。

キャバクラ独眼鉄 http://www.kyabadoku.com 無意味な人生相談、承ります。 無駄な送り先は下記まで。 dokugante@mail.goo.ne.jp