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現在は東京に住んでいるのだが、実家がある東北は某県に向かうために、金欠の俺は高速バスを使うことが多い。

これが便利で、所要時間は30分くらいしか違わないのに特急電車を使うのと比べて、料金が半額くらいで済む。

この高速バス。行きも帰りも茨城の友部というサービスエリアで10分ほど休憩するのだが、先日そこで事件に遭遇した。

普通、休憩後の出発前に運転手が乗客の人数を確認するのだが、そのとき、とうに10分を過ぎていたからか、運転手は確認もせずにバスを発車させた。

ところが、俺がふと、窓の外を見ると、一人の若者(♂)がトイレのあたりから走ってバスのほうに向かってくる。

バスが加速し始めると、若者の顔つきと走る速度が変わった。
明らかにこのバスを追いかけてきている。

若者は迂闊にも置いていかれたバスの乗客のようだ。

俺は周りを見た。

この日のバスが空いていて定員のおよそ3分の1くらいでまばらに乗っていたためか、誰も他の乗客が一人欠けていることに気がついていない。

自分がいる席は最後列。
俺は、
運転手か前のほうの乗客が気がついて指摘するのだろう、と思って黙っていた。

ところが、バスが高速インターに入る最後の曲線に差し掛かっても、誰も見向きもしない。

お前ら馬鹿か!

ちょっと窓を見れば、一人の哀れな青年が、高速のパーキングでありえないほど全力疾走しているんだぞ!

運転手だって、サイドミラーをチラリと覗けば気がつくはずだ!

ところが、バスが右折してガソリンスタンドを横切り、高速の本線に入ろうかという瞬間になっても、俺以外の誰一人このあるまじき事実に気がついていない。

若者がどんどん離されていく。
そりゃそうだ。この時点でバスは時速60キロくらいは出ていたはずだ。
人間の足では人類最速のタイソン・ゲイだって追いつけない。

俺は、「面白いから放っておこう」という邪心を捨てて、叫んだ。

「すいません!誰か追いかけてきてますよっ!!」

バスが急停車した。

ドアが開き、安堵と困惑と恥辱と疲労を合わせた、何とも言えない表情で若者が乗って来た。

距離にしたら300メートルは命がけで全力疾走したことだろう。

運転手は、オタオタしながら、謝っている。
これ、通報されたら減給ものだと思う。

俺は、期せずして、一人の若者が、危うく東京でも目的地でもない中途半端な見知らぬ土地で荷物も載せたまま放置されるという、悲劇を救ったのだ。

「友部のシンドラー」と名付けられても過言ではないだろう。

それにしても、「もしかしたら」とは思いつつも、意外と遭遇しない、こういう事態。
やっぱり起こりえるんだ、と思って、以後バスを離れるのが怖くて仕方がなくなっている。

2008-07-25

無駄な求婚。

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どうでもいいのだが、
ここ最近、立て続けに知り合いから、
「HELP ME!」
という連絡が来て困惑している。

もちろん、なんとかしてやりたいが、自分には大した力がない。
うんこほどの価値しかない人生を歩んでいるのに、それでもこんな俺に頼らざるえないというのは、周囲は思っている以上に困窮しているということなのだろう。

で、先日。
例によって独り自宅で深酒した翌朝のことだ。

いつもなら12時近くまでグーグーと惰眠を貪っているのだが、朝9時から30分ほど置きに立て続けに携帯のメールが入って起こされた。

一人は歳の頃50近くの、元々は仕事を回してくれていたおじさん。
お人好しのくせに、何を思ったか独立企業、であっという間に失敗。家賃が払えなくて家を追い出されそうなので、なんとか用足し出来ませんか、と20も年下の男にへりくだった連絡。

俺だって余分な金なんてないよ!と思ったが、昔世話になった人だったので、本気でホームレスになられても寝覚めが悪いと思い、とりあえず幾らかなら貸しますとレスして再び、うたた寝。

続いて30分後に、また別の元クライアントのこれまたおっさんの社長からメール。

とにかく、仕事がなくて困っている。仕事をくれ、相談に乗ってくれ、との連絡。
この人もお人好しが祟って、あちこちで騙されて困窮した人だが、しかし、過去にとばっちりで云十万円ほど引っ掛けられて回収出来てない金がある。なので、昔は世話になったことは確かだが、あまりに深入りすると足を引っ張られて更なる巻き沿いを食うと思い、さすがに「2度はない」と無視することに。

そうして、またうたた寝していると、
今度は、元キャバ嬢で現在はフリーターだった元指名嬢から、

「バイト、ヤメた~。家賃払えないよぅ。なんか仕事ちょ~だい~(涙)」

というメールが。
この子は、顔は最高だが、オツムは最低という、典型的な人気キャバ嬢だった子だ。
一時はそれなりに稼いでいたようだが、去年あたりから、金融もITも不動産も景気が悪くなり、羽振りの良い客は全滅。
キャバ嬢もよほどのことがないとOLに毛の生えた程度にしか稼げないようで、昨年引退。
俺は、散々指名して通ったのに口説きもしなかったせいか、なんとなく他の客は全部切ったと言うそれ以降も、惰性で繋がっていたのだが、それなりに切迫した状況ではあるようだ。

しかし、顔の可愛さ以外に何の取り柄も無し、むしろサイテーという元キャバ嬢に、俺が紹介できる仕事などあるわけもない。
そこで、二日酔いで寝ぼけたテンションも手伝って、

「仕事はともかく、俺と結婚してくれたら面倒みるよ~」

という、本気とも冗談とも付かないけど実はちょっと本気のメールを作って、送信・・

朝の10時14分に送るにしては、恥ずかし過ぎる求婚だな~、
と自重気味に含み笑いをして画面を改めてみたとき、俺はとてつもない間違いを犯したことに気が付いた。

キャバ嬢に送ったと思った、この無駄な求婚メール。なんと送信先がさきほどの無視しようとした40過ぎのおっさんになっていたのだ。

WHAT’A HELL?!

と驚いても後の祭り。

全身から血の気が引くとはホントにこのことである。

しかもだ。
異常なくらいにさきほどのメールの返事としては成立してしまっている。

俺が過去に、「愛には女もニューハーフもオカマもない」ということを呑みの席で散々語ってた相手でもあっただけに、ヘタすると、本気とも捉えかねないメールでもある。

俺は、あまりの出来事に朝から卒倒しそうになったが、深呼吸して目をつむると、むしろ、キチガイだと思われたくらいのほうが、この際縁切れには丁度良いか、と思い直して、ヘタなフォローのメールを送るのをヤメることにした。

ただ、まともにレスが返ってくるのも気まずいので、念のため指定受信拒否

あとは、野となれ山となれだ。(死)

2008-07-21

水戸へ。

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昨日。

昼頃起きると、何もすることがなかった。

どうしようか。

アタマによぎったのは二つのことだった。

死のうか。呑もうか。

そんなことくらいしか選択肢がなくなりつつあるが、どっちも建設的でないことを考え、軽い旅に出ることにした。

どこにしようか。

宿泊はだるいので、日帰りで行けるところを。
と考えたものの、ネットや観光ブックで旅先を考えることすらダルい。

そこで、そのまま上野駅まで行き、駅をプラプラ。

何のアテもなかったが、なんとなく常磐線に乗ってみたくなり、水戸まで。

そういえばだいぶ昔、美術館に行ったことがあったが、今はどうなっているのか。

特急も走っていたが、各駅で行っても、2時間くらいだ。これくらいの時間なら車窓の風景でも見ながらのんびり行こう。

そう考えたものの、思わずかばんに入れたDSでドラクエ5を広げてしまったが最後。終着駅までやりこんだだけだった。まあ、いいいけど。

で、降りたる水戸駅。

やたら女子高生が多い。

しかも、妙に可愛くて色気がある子たちばかりだ。

全く、水戸のギャルどもは他にやることなくてセックスばかりしてるんだろうなぁ。

と何の証拠もなく羨ましく思いながら駅を出る。

時計を見ると、すでに17時を回っていた。

美術館はもう締まっている時間だ。

それ以前に、今ではそんなところに全く興味がないことに気がつく。

じゃあ、軽く街歩きでもして、水戸の茨城キャバクラを満喫して現地妻でも作るか!

と妄想を抱くが、水戸駅周辺は、シネコンやら丸井やらはあるが、三十路のアル中の男の一人歩きに向くようなところは何もなく、ただ水戸東照宮で無駄にお参りしただけだった。

水戸の風俗の1軒でも行ってしっぽり抜いて帰ろうかとも思ったが、それも周辺には見つからなかった。(後から調べたところ、そういった地域は駅から相当離れたところにあるようだ)

ほんの15分くらい歩いただけだが、暑さで疲れて駅の構内に戻ると、蕎麦屋があったので、無駄に入る。

そこで山菜そばを食べながらウーロン杯を飲むと、なんだか色んなことが馬鹿らしくなってきて、そのまま電車に乗り込み帰宅してしまった。

なんともまあ自分らしい休日だった。ちっ

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先週までやたらと忙しかったのだが、今週は無職の引き蘢り時代に戻ったように暇でボケボケ温々していると、逆に色んな不安がアタマをよぎってきたので、現実逃避にDSのドラクエ5を購入。
で、昨日からやり込んでいたのだが、さきほどこのゲーム内で究極の選択肢である結婚のイベントまで進んだ。

ドラクエ5はSFC、PS何度か繰り返しやっているけれど、この結婚イベントになると、何回やっても、
「金持ちで美形でお嬢様のフローラだか何だか知らんが、ホンモノの“愛”の力を見せてやるんだぁ〜!」
と、言う気持ちになってしまい、幼なじみのビアンカを選んでしまっていた。

ところが、今回は攻略サイトを見て、
「ステータス的にはビアンカよりフローラか。カジノ船でのイベントもあるのか。じゃあ、フローラだな」
と、なんの抵抗もなくフローラを選んでしまっている自分がいた。

ふと、DSを閉じると、「これが大人になるということだ」と、なんだか無意味に感傷に浸ってしまったりして。
ムダに夜遊びで人生を浪費しただけはあったり。 ちっ

2008-07-13

人間失格など

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最近。
大学の仲間たちからの結婚報告が相次いでいる。
年齢的にそんなものかもしれないけど、ホントに今年は良く昔の仲間が結婚していく。
振り返ってみると、自分も相当イケてなかったが、当時周囲にいる連中なんて、みんな似たようなもので、彼女が出来たり、ましてや結婚するなんて、お互い想像だに出来なかったようなところがあるけれど、30代前半までに正社員として働きながら結婚したり子供出来たりと、意外にまともな男たちだったんだなぁと思う(自分以外は。。。)

で、今週の土日はおよそ1ヶ月ぶりに仕事を休めたので、結婚はともかく、たまには食事くらい女の子としてみたいねえ、と思って、なんとなく何人か知り合いの女の子に声を掛けてみるが、かる〜く全員に断られる。
世知辛いねえ、ホントに。

しょうがないんで、ツタヤでエロビデオでも借りて、独り酒かっくらっていつも通りに寝ちまおう、と思っていると、ふと書籍コーナーにイーストプレスという出版社が「漫画で読む文学」というシリーズを出しているのが目に入った。

太宰とか坂口とか、すっかり中身なんか忘れてしまっていることを思い出し、なんとなく読み返したくなって、目についた本を何冊か買ってみた。

「カラマーゾフの兄弟」
「人間失格」
「こころ」
「堕落論」

こんなもの漫画にしたら、つまんないんじゃないの?
と思っていたのだが、意外に読める。
漫画家のタッチも良いし、原作の段階で相当練って言葉を選んで使っていると思う。

しかし、「人間失格」はホント良くない。
バカバカしいとは思いつつも、今の自分のアルコール漬けのウジみたいな人生が肯定されたように勘違いしてしまったりして。ちっ

2008-07-11

週刊FLASH

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なんと今さら、「キャバクラ独眼鉄」記名で仕事依頼。

しかもアノ「週刊FLASH」。
3ページ原稿、書き殴ってます。

7月15日売り号です。

このブログのオーナーさんから、独眼鉄のサイトで知り合ったキャバオタから何からキャバクラ人脈辿りまくって、書き上げた感じです。

持つべきものは人脈でした。今さらながら。

キャバクラ独眼鉄 http://www.kyabadoku.com 無意味な人生相談、承ります。 無駄な送り先は下記まで。 dokugante@mail.goo.ne.jp