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(小休止)

ここ最近やたら忙しくて、限界アル中なギリギリライフスタイルで、毎晩朝方まで酒飲みながらパソコンの前に向かっているのだが、仕事の合間にドパーミンダラダラな動画を発見してしまい、毎晩聞きまくっている。
まあ、もう有名なのかもしれないけど。
芸術という概念が恐ろしいほど変化していることに驚愕してしまった。
いやぁ。スゴ過ぎる。

吉幾三×Capsule×DaftPunk×BeastieBoys StarrySky - IKZOLOGIC Remix

ニコニコ動画

http://www.nicovideo.jp/watch/sm3101468
youtube
http://jp.youtube.com/watch?v=baSDFqTuIKM&feature=related

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(前回から無駄に続く)

俺は、この言葉で、このおっさんはさっきの純粋に親切なおっさんとは違うことを悟ったが、だからと言って、特にやることもなく喋り相手もいない寂しさから、しばらくおっさんの話しに乗ってみた。

おっさんの薦める店に行くことは絶対避けるつもりだったが、おっさんは、だったら今すぐこの場に女の子を連れてくるという。
日本じゃあり得ない、そんなシステムがあるのか、と思って、

幾ら必要なの?

と聞くと、150000ウォン(当時のレート=約12000円)という。

国内海外問わず10年無駄に(本当に無駄。。)夜遊びをしている俺が、この人通りの激しいソウルの町中で、殴り合いのケンカしても勝てそうなおっさんが連れて来るオススメの女の顔を見るリスクは低いと判断し、この際乗ってみた。

近くの若者向けのコーヒーショップに入って、おっさんと一緒に女の子の登場を待つ。

「私が紹介する女の子はデパートで働く素人です。
いま、韓国の女の子もお小遣い欲しい。だからアルバイトをするのです。
あなた、気に入ったらホテルに連れて行くと150000ウォン。朝まで一緒にいて観光も出来る。400000ウォンです。それでソウルの夜は寂しくない」

とさっきまで証券マンと名乗っていた顔はどこへやら、単なるポン引きと化したおっさんが必死に俺を懐柔しようとする。

訳の分からん女が来たら、このおっさん蹴飛ばしてバックレようと思っていたのだが、その後、現れた女の子は、
「あら?あなた日本人じゃないの?」
というくらいに日本っぽい女の子。

整形しまくったメチャ美形のアガシとかではなかったが、日本語も流暢だったため、たった1日で人寂しさに打ちひしがれていた俺は、ここは「bet」だ!と判断し、
「オーケー。気に入ったから、一緒にホテルへ行こう」
と口にした。

若干緊張気味だった女の子は喜んで、一緒にホテルへ向かおうとすると、おっさんは俺を呼び止めて、チップを要求してきた。

その額40000ウォン。

俺は、アホかという顔で、
「アンタにやれるのはこれだけだ」
10000ウォンだけポンと放り投げた。

それに納得しないおっさんは、しがみつかんばかりに、

「なら、20000ウォン。ダメなら、あと5000ウォンだけ!」と懇願してきたが、ダテに10年無駄に客引き相手にしてない俺は、
「また、どこかで会ったら払うよ」
と手をヒラヒラさせて、無駄金を拒否。

おっさんは、予想よりも実入りが少なかったことに相当腹が立ったようで、女の子を引き寄せてホテルに入る俺に向かって、ほとんど怒ったように、

「彼女は150000ウォンだからな!」

と叫んだ。

俺は、
「アナタ日本人、甘く見ると、損スルネ」
と口にしながら、ホテルの自分の部屋へと入ったのだった。

(無駄に続きまくる)

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そんなわけで、ソウル二日目。

せっかくの海外旅行。しかも今回わずか2泊の旅である。
朝早く起きて幾つかの街を散策しようという想いはどこへやら、
うかつにも昨夜の深酒が祟って、起きたら昼をとっくに過ぎて、時計は13時頃を差していた。

ファック!

俺は、思わず自堕落な自分を恨むが、過ぎた時間は取り戻せない。
しかも、昨晩の一人深酒でお腹はグズグズ。
トイレに約1時間も籠ることを余儀なくされ、身支度をして出かけたときには、なんと15時近くになっていた。

外に出ると、すでに西日が眩しい。

俺は、気を取り直すことも出来ず、さらには胃の調子も悪いため、とても韓国料理を食べる気にもなれず、寂れた喫茶店でコーヒーを呑んで、しばらくぼんやりした後、再びカジノへと向かっていたのだった。

今回の勝負はブラックジャック。
一時15000円ほどの資金が倍増するも、その後徐々に負けが込み、最終的には、投資資金は全額溶けて無くなってしまった。

ファック!ファック!

金融危機への対抗策とした資金倍増計画が、遅々として進まないどころか、不良債権化しそうな勢いに頭を抱えながら、昨夜同様、反省を込めて、南大門通りからホテルまでトボトボと歩いていく。

途中、放火で昨年焼失したという南大門の焼け跡を「ザマミロ」という悪意を込めて見に行こうとすると、道に迷い、屋台のおばちゃんに、
「where  is 南大門?」聞いてみた。
そのおばちゃんは指を指すだけだったが、たまたま通りかかった人の良さそうなおっさんが、
「南大門?付いて来なさい」
と道案内してくれた。

俺は、とっさに観光ブックの注意書きにある「親切そうに道案内を申し出る人物には注意」という言葉を思い出した。

油断したら最後、ぼったくりのお店に連れて行かれたり、詐欺の商品を買わされたりするに違いない。
俺は、警戒しながら、おっさんに付いていくこと約1分。

目の前に、在りし日の南大門の看板で覆われた工事中の南大門の姿が目に入った。

俺が立ち止まると、おっさんは、笑顔で「here」と口にして、そのまま去っていった。

恐れていた誘いは一切ない。俺はむしろ拍子抜けした。

え?竹島問題は?
従軍慰安婦は??
戦時中の強制労働や、日韓併合への恨みつらみは???
対馬も韓国の領土とかってクルクルパーな主張してこないの????

そんな疑問はどこへやら。そのおっさんは、本当に純粋に親切で道案内してくれただけだったようだ。

俺は朝鮮人への偏見を改め、感謝の気持ちでいっぱいになりながらも、南大門は全く見所のないものと化していることを確認したので、5秒で踵を返してホテルへと向かった。

それから歩いて5分ほど。
またしても、地図を見ながらオロオロしていると、再びスーツを来たおっさんが話しかけて来た。

「どこへ行くんですか?」

俺は、行き先を告げると、流暢な日本語で、

「わたしもその近くに向かう予定です。一緒に行きましょう」

と誘って来た。さっきの件もあったので、すっかり安心して、おっさんの後を付いて行きながら、

「おじさん、日本語どこで覚えたの?」

と尋ねると、おっさんは、

「私は証券会社に勤めていて、良く日本に行っていました。歌舞伎町はスゴいところですね」

と口にした。それから歩きながら、昨今の経済情勢の話しなども交わし、道が分かるところまで来たので、

「おじさん、ありがとう。もう分かるから、もういいですよ」

と言うと、おじさんは、なぜかさらに付いてくる。

そして、こう口にした、

「アナタ、一人旅寂しいでしょ。私の友達の女の子、紹介するよ」

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今回、ソウルの旅の目的の第一はカジノ。

韓国には、幾つかの外国人専用の合法カジノがある。
ラスベガスやマカオと比べれば小粒なようだが、やれることは基本的には変わらない。

金融危機に端を発する世界恐慌が起こったときのために、手元資金を増やしておこう、という賢い選択である。

普段ギャンブルの類いは一切やらないが、イザとなったときの自分の強運に掛けたわけである。

明洞駅側に取ったホテルが金額の割に意外にショボくてがっかりしたが、まずは、軽く街を散策。

30分ほど街をプラプラすると、時間はもう19時。小腹が空いたので粥を食べて腹ごしらえをし、いざヒルトンホテルのカジノ「セブンラック」へ。

ヒルトンという響きが日本で最も似合う男として、初カジノにチャレンジだ。

中は一目で全貌が見えるような、大きめのゲームセンター程度の大きさ。

しかし、経験もないし、勝手が分からずウロウロ。

場内は、すでに混雑していて、大体が満席状態。
客の大半は日本人か中国人。日本語も飛び交っている。

ただ、始め方が分からず、「exchange」と書かれた窓口に行くと、「チップはディーラーから買ってくれ」と言われるが、元来引き蘢りで、 too shy shy boy の俺は、盛り上がるテーブルに割って入って、「初めてなんですけど」と説明してもらう勇気がなかなか湧いてこない。

しかも、お目当てのブラックジャックなどは、10000W(約900円)ベットの台は満杯。空いているのは、1ゲーム100000W(約9000円)からの台オンリー。

ダブルやスピリットを考慮したら、最小ベットで1ゲーム200000Wが必要ということだ。
リアルカイジと言われた俺だが、初日から、この金額での勝負は気が引ける。

そうして初めての雰囲気に呑まれたせいもあり、場内を小1時間も、オロオロとして、ようやく小さな勇気を振り絞って空きがあったミニマムベット2500Wのルーレット台へ座る。

初心者とバレるのは格好悪いので、粗相がないように、黙ってテーブルに100000W(約9000円)分の札を置くと、ディーラーがチップに変えてくれた。
勝負そのものより、ようやくゲームに参加出来た自分にホッとしたのだった。

しかし、ゲームは当初一進一退を繰り返すも、最終的には全額呑まれる。

このルーレットの反省は、テーブルの端に座ると、真ん中のルーレット側の箇所に手が届かないということだ。(0とか00とか、そっちのほう)

ディラーにお願いするなり、手前の客にベットをお願いするなりすればいいのだが、引き籠りとtoo shy shy boy癖が抜けきれず、延々手が届く20〜36あたりに、こだわったようにベットし続けてしまった。

今日のところは、まあこんなところで許してやろう。

俺はそう思って、2駅分ほど散策がてら歩きながらホテルへと向かう。

携帯の時計を見ると、もう23時。
なんだかんだと、カジノには長居していたわけだ。
帰り道、どこか呑むところをと思って探すが、明洞近郊は、あまり飲み屋がやってない。

一箇所、経験から来る嗅覚でキャバクラ街のようなところを見つけるが、店の看板が全部ハングル語で日本人観光客の姿も見受けられなかったため、残念ながら入る勇気はなかった。

仕方なく、ホテル近くの現地人向けのバーに入る。

良い歳したおっさんが一人背中を丸めてウイスキーを片手に観光ブックをむさぼり読んでいると、店員が哀れみの視線を度々投げかけてきたので、肩身の狭い思いになり、それと同時に急激な寂しさが襲ってきた。

ああ。俺は何をやっているのだろう。。
こんな年にもなって恋人どころか、旅の道連れになってくれるような友達すら作ってこれなかった。
俺なんて、こんな世界で誰からも必要とされていないんだ。。
ああ。哀しい。ああ、切ない。

そんな遅れてきた思春期のような想いになったので、ひたすら知り合いの女の子にメールをしてみた。(ほとんどキャバ嬢)

ところが。何分待っても、誰からも返事がない。。

時間はただ過ぎていく。

大きな虚しさとともに。。

(合掌)

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※今回、特にウィットに富んだアメリカンジョーク(?)をふんだんに使用しておりますので、ジョークに慣れていない方は、下記ご遠慮下さい。

ああ。旅に出たい。
30過ぎてから急に放浪したくなる日々。
仕事が若干暇だと言うのもあるが(これは問題だが)、先月バンコクに行ったばかりにもかかわらず、再びHISに駆け込んだ。

先月散々散財してしまったので、今回、あまり金がない。
俺は、近場で安く済むお隣のソウルに行ってみることにした。

出発は3日後。
急と言えば急だが、宗主国の人間として、いたわるべき属国の民の姿を一度は見ておこうという、慈愛の気持ちが湧いて溢れ出て来たのだ。

ところが、HISの窓口のお姉さんが異なことを口にした。

「パスポートの残存期間が6ヶ月必要ですが、大丈夫ですか?」

えっ?!パスポート?
だって、ソウルは、併合して日本国でしょ?!パスポートいらないじゃん!

と驚いたが、お姉さんは、
「韓国はもう日本じゃないんですよ」
と優しく教えてくれた。

なんと60数年前に独立して、いまや日本の統治下にはないと言うのだ。

知らなかった。。

まあ、でも、ここまで来たら、“旧宗主国”として行ってみようと、気持ちを改めて、3日後の10月15日。

成田から、俺は韓国は仁川空港へと向かった。

バンコクなら、もう庭みたいなもんだから地図も必要ないけど、さすがに初めての地は若干緊張するなぁ。
と思いながらも、何にも現地に情報を調べてこなかったもので、空港からソウル中心街への行き方も分からなかった。
そこで、歩いている若い空港職員に日本語で尋ねてみると、

「すいません。インフォメーションに聞いてください」

と英語で返された。

えっ?!
この国は厳格な日本人教師によって、みんな日本語教えられてるんじゃないの?!

再び驚いた。
俺は、旧宗主国の人間として、若干の腹正しさを感じながらも、ようやくリムジンバスというもので向かうのが最良の手段と言うことを突き止め、9000ウォン(約800円)のチケットを購入し、バスに乗り込んだ。

バスは約1時間かけてソウルに向かう。そのバスの車窓からの眺めは、もう先進国のそれだ。

俺は、さすが日本が統治した国だ、と誇らしげに思っていると、後ろのほうで日本人のおばさんたちの声が聞こえてきた。

「ヨン様に早く会いたい!」「韓流スターたちのグッズを集めなきゃ」とか意味不明な言葉を口にしている。

“ヨン様”とは、一体何だ?

と思って尋ねると、

おばさん方は、韓国の芸能人だと教えてくれた。

何やら、そのヨン様のために過去にいっぱいお金を使って、また今回の旅でも使う予定なのだという。

良く理解出来なかったが、俺は、たぶんこんなことだろうと思って、

分かります。俺もタイや東南アジアを旅するときは、街の物乞いたちに小銭を投げ歩いてますから。そういうことですよね。

と同意を求めると、おばさんたちは、怒りに満ちた顔で、

ヨン様をバカにしてるんじゃないわよ!

と、それぞれ語気を強めて抗議の言葉を口にしてきた。

しまった!
この人たちが“キチガイ”だと言うことに気が付いた俺は、慌てて、気を落ち着かせるために、謝罪の言葉を口にした。

君子危うきに近寄らず、である。

しばらくして、バスがソウルの中心街に着き、あたりを見渡すと、町中がハングル語という、古代文明のような字で埋め尽くされている。
日本語どころか漢字すら見当たらないので、何を意味しているのか分からない。

せっかく教育したのに、日本の統治がなくなったせいで、文化が退化してしまったのかと、俺は落胆のため息を付いた。

その後、ホテルに向かい、チェックインすると、そこの従業員たちの名札の苗字が皆、「金」という字であることに気が付く。
全員“金さん”だったら紛らわしくて仕方がない。

何故、もっと創氏改名を徹底させなかったのだろうか。

俺は、尊敬していた過去の日本人たちが、意外に抜けていた事実に、憤慨やるせない気持ちで、ソウルの初日を向かえたのであった。

(以下、無駄に続く。文体は戻ります)

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東京から離れたくなることはしばしばなのだが、如何せん“旅連れ”がいない。
女は論外だが、男の友人知人にも誘う相手もいなくなっていることに気が付く。まあいいけど。

で、日曜日。前日無駄に朝まで呑んで、昼頃目覚めると、やっぱり東京にいたくなくなって、HISへ。
さすがに節制しているとはいえ金もないので、先月行ったばかりのバンコクあたりに長居は出来ないということで、ソウルに2泊3日でチケットを取った。まあ料金も半額程度で済むし。
で、出発は、水曜日。日付的にはもう明日。我ながら行ったこともない国の割に急過ぎたかも。。

ホテルもなにもその場のHISの職員に任せっきりで、ほとんど下調べはしていなかったのだが、韓国には外国人専用のカジノがあるということなので、ギャンブルはほとんどやらない俺が、今回は、いっちょひと勝負してこようかなと意気込んでいる。

しかし、何も分からんままの出国になりそう。

誰かソウルに行ったことある人は情報下さい。。

2008-10-12

マ××××2

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そんなわけでのバンコククラブナイト。
日本じゃ、引き籠り。クラブで楽しそうに夜遊びしている連中などとは絡みたくもない人間なのに(嫉妬はするけど)、バンコクにいると進んで通いたくなるのだから不思議だ。南国の空気のせいだろうか。
大混雑の店内の人をかき分け、2階の奥に自分たちの居場所を見つけると、ジェニーちゃんのためにビールを買いに行く。
戻って来ると、ジェニーちゃんが愛用のIPHONEを取り出した。

お、二人の想い出を写メでもするのか。

ポーズを取ろうとするが、ジェニーちゃんは俺のことなど眼中にないように自分を撮り出した。

さすがオカマ。
自分大好き。
他人には興味なし。

まあ、いいや。

と思って、乾杯し、超キュートなジュニーちゃんを眺めながらビールを煽った。

俺がこうしている間に、急に全世界的なパラダイムでも起きて、俺のルックスが最上級にモテモテになるような価値観の転換が起きたり、何かの拍子に大金持ちの権力者にでもなったりしたら良いなぁ、などと無意味な妄想に耽りながら、ただただ日頃の鬱屈を忘れるために踊った。

しかしである。
俺が盛り上がっても、
ジェニーちゃんは、退屈そうに携帯をいじるだけ。
せっかく買ってきたビールにすら手を出さない。

一人で盛り上がる俺がバカみたいである。

「こういうところは嫌いか?」

ジェニーちゃんは、頷いた。

「1時間くらいだからさ、それまで付き合ってくれ」

俺がそう頼むと、ジェニーちゃんは頷くも、なおもテンションは上がらない。

さすがの俺も、隣で連れが不機嫌にしているのに、一人盛り上がるほど無神経ではない。

ベットに横になったきり、立ち上がりもしないし、こちらに視線をよこしもしないジェニーちゃんに、さっきまでのテンションはどこへやら。俺まで不機嫌になっていった。

なんだか腹まで立ってきたので、俺は、

「帰りたいのか?」

と聞いた。

ジェニーちゃん、俺の不機嫌なこの質問にも、気を使う様子もなく、また「イエス」と頷く。

完全にキレた俺は、

「じゃあ、一人で帰れよ」

と普通の連れ出し(ペイバー)料の何分の一かのタクシー代だけ放り投げて、入り口を指差した。

ジェニーちゃんは、俺の怒りに謝ることもなく、お金だけさっさと拾うと帰り支度。さすがオカマ。徹底的にゴーイングマイウェイである。

しかし、その後の一言に思わずずっこけた。

「わたし、こんな人が大勢のなか、一人じゃ歩けない。アナタ、私をタクシーのところまで送って」

っておい!
俺は怒っているって言ってるのに、どんだけ乙女チックなんだよ。

怒る気持ちも萎えるほどの純情白書だった。

断るのも大人げないので、手を取ってタクシー乗り場まで連れて行く。

ジェニーちゃんのあまりに魅力的な背中を眺めながら、結局、この日はこれで終わりだった。

俺のアナルバージンは、今日も無駄に守り通されてしまったのだった。。

×××

翌日。
バンコク最終日。

やっぱり、オカマはダメだな。
やはり男と女がつがいになるように神様は人類を造り賜わったのだ、と改めて実感したのだが(仏教徒だけど)、何故か次の日もふらふらと足が向いたのはパッポン通りの別のオカマゴーゴーバーだった。
だって、呑んでいてテンションが上がるのは結局オカマのほうが断然なんだもん。

オカマの前にオカマ無し。オカマの後にオカマ無し。

そんな心境だった。

しかし、ここで俺は前々回のバンコク訪問のときに指名していた別のオカマ(竿付き、豊胸前)に再会を果たすことになる。
もう何度目かのバンコク訪問なのに、置き土産は毎度オカマしかない自分に途方に暮れそうになったが、まあそれはそれとして、再会を喜び、気持ち良くチップを弾みながらセクハラする。

彼(彼女)は、執拗にペイバーを望んできたが、昨日のこともあるしテキトーにあしらっていると、スルスルとバーテンのおっさんオカマが寄ってきて、

「彼女をペイバーしないの〜?いいわ、ディアフレンド!もっと楽しい気分にさせてあげるわ!ちょっと来なさい!」

と俺をトイレに連れて行こうとする。

おいおい、なんだよ、おっさん。まさか店のトイレでフェラチオでもする気か?!
ジェニーちゃんならともかく、なんで、こんな汚いおっさんのオカマに。。

と、俺は、思わず身構えると、おっさんは、ポッケからタバコを取り出した。

「換気扇に向かって吸いなさい」

おっさん、ニヤけながら薦めてくる。

なんだよ、俺はタバコなんか吸いたくねえぞ。
そう思いながらも、一口吸うと、ほのかなタタミのような匂いが。

てめえ!これ、タバコじゃねえだろ!

と遵法精神を尊重している俺は、怒りとともに問いつめた。

どうりで、このおっさん。さっきからニコニコニヤニヤしてるな、と思ったらこんなことか。

さすが50年近くオカマやってるだけある。
ロクなことを教えてくれない。

俺の怒りは頂点に達し、
もらったシガーを根元まで交互におっさんと吸い合うと、

そのまま、

「ポッケに入ってる残りのモノをよこせ!没収だ!」

とおっさんに迫った。

おっさんが手をサッと目の前に出してきたので、怒りとともに、その手の平に200バーツほどの紙幣を置く。

そうして、数本のシガーレットを没収した。

こんなもので気持ち良くなろうなど、人間の風上にも置けない!

そんな制裁を込めての没収だった。

そうして、チップをオカマちゃんたちにバラまいて、そそくさと店を出て、コンビニでビールを買い込み、こそこそとホテルへ。

ホントに没収が必要なモノだったのか、法律家の卵としては確かめなければならない。

ふーーーー。。

×××

ああ。
隕石でも落ちて来ないかなぁ。。

ビール片手に、そんな想像に耽っているうちにバンコク最後の夜も無駄に更けていったのだった。
チャンチャン(死)

2008-10-08

マ××××1

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さて、3日目である。

もはや、今回の旅はジェニーちゃん1本に決めた。

なので、昼は日本人向けのマンガ喫茶で過ごす。

不毛過ぎるが、そこでビール飲んだり、今さら「魁!男塾」を読み返したり、グーグー昼寝したりしていたら、アッという間に夜になった。

一旦ホテルに帰ってシャワーを浴び、

さあ、行くか!

と勢いをつけてジェニーちゃんの元に訪れようかと思ったが、ちょっとリアルな女の姿も見たくなって、別のゴーゴーバーへ。

本来なら魅力的過ぎるビキニ姿のゴーゴー嬢たち。

しかしである。

正直言って、萌えない。

リアルの女は、もはやジェニーちゃんの魅力を知った俺には、オンナとしての魅力を感じないのだった。

やっぱりジェニーちゃんしかない!

数軒ハシゴをしてみたものの、俺は浮気心を反省して、結局はジェニーちゃんの下へ駆けつける。

これでしっかり3日連続である。指名で通うキャバクラでも3日連続はそうはない。我ながら、なかなかの通いっぷりである。

そして、とうとう俺は彼女を連れ出すことにした。

昨日約束したクラブへ行こうと誘うと、彼女は首を縦に振った。

バンコクのクラブの中には、世界的に有名になるほどの建築物もあるのだが、今回向かったところもその1つで、「bed」というクラブ。

文字通り、クラブなのにベットがあるのだ。下心抱えた男どもには最高にたまらんちんな店なのである。

客のほとんどはファラン(白人)。その中にファランが連れたタイの女の子か、少数の日本人がいるといった感じ。

さあ、バンコクの夜を愛するジェニーちゃんと満喫しよう!と思って、良い具合に酔っ払ったアタマでタクシーを降りると、ジェニーちゃん表情が暗い。

どうかしたの?

と尋ねると、ジェニーちゃん。

人が多いところ嫌い。みんなアタシの胸を、ルッキングルッキング。だから、クラブは苦手。

と口にする。

さっきまでの口ぶりとはだいぶ違う。

お店をペイバー(連れ出し)てもらうまでは、こっちの言うがままに口を合わせてくれていたのが、こういった場所は、実際には興味がないどころか、むしろ嫌いだったようだ。

しかし、もう店の前まで来ているのだ。

ここまで来たら入るしかない。

俺は、

オーケー。じゃあちょっとだけ呑んで、それで一緒に帰ろう。

と口にして、彼女を納得させ、二人で愛の巣を作るべく「ベット」へと入場したのである。

(眠気のため無駄に続く)

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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081001-OYT1T00500.htm?from=nwla

自分も週に1回は行くビデオボックスで15人死亡の大惨事。

こんな事件が起きる前から、いつもいつも、部屋に入る度に、
「ああ、この部屋、火事があったら終わりだなぁ」
と思いながらも入室してビデオを見てるうちに、そんな危機的状況を忘れてしまうのだが、改めてやっぱりビデオボックスの部屋の作りは恐ろしいと感じた。

そして、半年前、このブログでこんなことを書いていたのを思い出した。
嗚呼。。
亡くなった方々は、どんな想いで煙にのまれていったのだろうか。。
ただただ合掌

俺が死ぬ51の方法

「彼女を守る51の方法」という古谷兎丸の漫画を単行本で読む。
http://www.shinchosha.co.jp/book/771354/

大地震で崩壊した東京を主人公である正義感の強い青年が女の子を守りながら、台場、浜松町、六本木、渋谷、新宿というルートで、様々なトラブルに巻き込まれながらも無事に帰宅するというもの。
危機管理本的な色が強く、漫画としては面白いものでもなかったのだが、これを読んでふと考えた。

自分がこのような大地震に巻き込まれたらどうなるだろうか。

たまたま安全な屋外にいて、運良く生き残れるかもしれない。この場合はラッキーだ。

しかし、その前に生き残れるだろうか。

現在住んでいる古いアパートが崩壊する可能性は高い。
引き蘢り癖の抜けない俺は、現在も生活の半分以上は家で過ごしている。
最近は、キャバクラにすら行かずに外にも出ずに、家で独りで焼酎片手に酔っ払っている。
アルコールが入って酔っ払っているときに死ねるなら、これは結構ハッピーかもしれない。

イヤだな、と思ったのは、ビデオボックスでシコシコしているとき地震に遭遇することだ。
この可能性が割とある。
最近の自分の人生では、ほぼ唯一の楽しみと化している気配もあるので、3日に1度ペースで通っている。
3日に一度で滞在時間が約1時間とすると、つまりは、72分の1くらいの確率でビデオボックスで死ぬわけだ。少ない確率ではない。
しかし、あの密室に閉じ込められて火災に巻き込まれて焼死する人生というのは、かなりの惨めだ。

たぶん、そのとき、迫り来る火災を前にして、俺をこんな場所で死なせることになる世間と、何より俺を無視し続けた女どもに向かって叫ぶだろう。

くそったれ!俺を受け入れなかった社会のゴミどもめ!
くそったれの、売女どもめ!
みんな死ね!一緒になって死んでしまえ!!!

と。あまりにみっともない発言だ。
ただ、最期に運の良いことには、アダルトビデオを観ながら狭い個室でオナニーするという最低なシステムのビデオボックスなどに女や、まともな男もいない。

俺の言葉は、同じように惨めに死ぬ無様な連中以外の誰の耳にも入ることがなく、消えていくだろう。

惨めならまだしも、末期にまで侮蔑と哀れなの視線のなかで、恥を掻きまくる人生はあまりに気が滅入る。

人知れず死ねるのは、むしろまだ良かったのだ。
そう思おう。

ちっ。

(了)

キャバクラ独眼鉄 http://www.kyabadoku.com 無意味な人生相談、承ります。 無駄な送り先は下記まで。 dokugante@mail.goo.ne.jp