2009-09-26

なすすべなし

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先日。

彼岸ということもあって、実家に帰ると近所のおじさんに挨拶され、立ち話をする。

「おばあさんは元気ですか?」

定型句のように、もうすぐ90歳になろうともいうのに、入れ歯無し、頭痛の1つも経験したこともないと豪語する完全健康体の祖母のことを聞かれたので、

「医者も驚くほどの健康ですよ」

と応えると、そのおじさんは、顔を曇らせて、

「いやいや、それは大変ですねぇ。困ったことです」

と少しの冗談っぽさもなく同情の言葉を口にした。

健康が困ったこと? 

なんでも、そのおじさんの親戚で、80歳を超えて健康過ぎる婆さんのおかげで、嫁はいじめるわ財産は手放さないわ、家業には口を出すわで大変な経験をしている身内がいて、日々、

「婆さん、頼むからたまには体調の1つでも崩して、口数だけでも減らしてくれないものか」

と一族総出で頭を悩ませているらしい。

あまり考えたこともなかったが、とにかく人の良さでは近所でも評判のおじさんが真面目に言うので、

歳を取って健康過ぎるのは罪なのかもしれない。 

不謹慎ではあるけど、そんな気持ちが頭をよぎってしまった。

2009-09-23

楽しさの真相

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先日。

独眼鉄サイトで出会った某海外在住の求氏が日本に帰ってきたので、久々に呼び出されて飲む。

で、2軒ほどキャバクラをはしごしたのだが、そのうちの1軒でルックスがメチャタイプの子がついた。

現在は大学生というその子が、工学部生というので、面白がって色々話が弾んでしまった。

女の子で工学部というのは、まず珍しい。実際、学年で男女比1割以下らしい。

自分は、完全文系人間ながら、理系的な知識が大好きで、「ニュートン」を定期購読して、書棚には相対性理論とかブラックホールとかの本を並べている人間なのだが、まさにそんな話ができた。

もう去年になるが、数学界100年の課題と言われていた「ポアンカレ予想」を解いたというロシアの科学者の話をすると、興味津々で耳を傾けてくれた。(ただし、予想の証明の中身自体は全く理解していない。その背景が興味深い)

楽しい!

こんなベリーキュートな子と科学の話で花を咲かせることができるなんで、 キャバクラって超、楽しい!

そう思って、即効場内指名に延長。

もちろん、科学の話だけではなく、仕事の話、文学の話から、身近な植物の話まで。なんで、こんなに話題が合うんだ!

なんて気持ちで、たっぷり2時間楽しんだ後、帰宅し、久々に癒された気分のまま眠りにつくことが出来た。

が、

一晩経って昨夜の会話の面白さって何だったのかを思い返す。

よくよく思い返してみると、あのとき、隣のあの子は何か自分から言葉を進んで話しただろうか。

「工学部生」というその事実だけを基に、自分のタイプの子だったからと、勝手に興味があるはず、と思ってペラペラと酔いにまかせて俺が喋り続けていただけであった。

大体、恋多き美形の20歳のキャバ嬢が、キモオタな酔っ払いのオヤジが臭い息で話す、浅はかな数学の話やら仕事の話を楽しんでいたとは思えない。

人は、大体において、年を取ると自分の話が多くなる。

特に俺のような普段は人とコミュニケーションを取らずに、鬱々と3食1人、酒も一人でただヤケ飲みという状況が続く毎日では、たまに自分の話に興味深そうに聞いてくれると、それだけで嬉しくなって、勘違いが増える。

まあ、それはそれで良いのだが、自分が楽しい、嬉しい、惚れたからと言って、相手まで楽しんでる、嬉しがってる、惚れてるはず、なんて思うのは論外だということは、34年の経験でそろそろ学ばなければならない。

全く持って、人生はどこまでも空しい。

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やはりこれからの時代はインドか、と完璧に信じざる得なくなった動画。

http://www.youtube.com/watch?v=GFMol2fttOw

癒される。

こちらは、ご冥福をお祈りいたします。

http://www.youtube.com/watch?v=ge5pkiobQyQ

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自宅の最寄り駅近くの回転寿司屋が夜の23時までやっているので良く行くのだが、先日いつものように独りで仕事帰りにビール片手に遅い夕飯を食べていると、隣にメキシコ人のようなカップルが座った。
彼らは慣れたように、「みそ汁アリマスカ?」と店員に聞くと、持って来たその店員は中国人の女。
さらにみそ汁をポットから出した厨房の店員も、これまた中国か韓国系の男の店員だった。

ふとカウンターの中を見ると、寿司を握っているのはマレーシアかシンガポールあたりの顔立ち。あまりにしっかりした日本語を喋るので、少しも気が付かなかった。

グルリと改めて見渡すと、他に客はなく、つまり東京の真ん中近くにある寿司屋の店内で、今俺は唯一の日本人であるという状況。

こんな感じで、遠い将来には、
そのうち日本人なんていなくなっちまうんじゃないか、という漠然とした不安と、まあそれはそれで良いかという開き直りの気持ちが交錯したひとときだった。
アディオス。

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先日。また一つ年を取った。

まさに無駄に年を取ったという感が漂う。

めでたくもないから良いのだけれど、とうとう今年はキャバ嬢の一人からのお祝いメールすらもなし。

定期的に通っている店もないので、仕方がないといえばないのだけれど、たまに連絡取ってる子はいなくはないのだから、メルアドに誕生日書いてあるのを見て、営業メールくらいしてこいよ、とは思う。

そんな思いのなか、鬱々と一人酒の準備をしていると、

キャバ嬢とは関係のない知り合い(♀)の二人から、相次いで「誕生日おめでとうございます!」というメールが届く。

今さらめでたくはない、とは言いつつも、やはり嬉しい。

しかし、そんなに親しくもないのに、良く俺のバースデーなんて覚えていてくれたなあ。

そう思って感謝の気持ちとともに「ありがとう!」とレスすると、今度は折り返し電話があって、

「改めておめでとうございます。ところで鉄さん、選挙には行きますか?」

なんてことを言われる。

普段は全く関係ないので忘れていたが、この二人。

実は共通点があって、それが某創●学会信者だったのだ。

そう。俺の誕生日はまさに総選挙がある直前。

世論は、政権交代に向かって大きく動き、与党の公●党は瀕死の状態。

こんな腐れオヤジでさえ持っている1票を狙ってメールしてきたのだ。

もはや、誕生日を祝うメール1本すら、タダではもらえない現実を突きつけられた1日だった。

(空)

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