2008-02-09
お誕生日こんにちは
先日、とあるキャバクラに訪れたときのこと。
エレベーターを降り、エントランスにさしかかると、そこにはところ狭しと誕生日を祝う色とりどりの花が並べてあった。どうやらこの日は人気嬢の誕生日イベントだったようである。
フト、オレは思った。「キャバ嬢のバースデーイベントとは一体何か」ということを。
祝うためにお店に駆けつけてあげても、指名が被りまくりでほとんど席についてくれない。自分以外に多数存在しているライバル達の数をまざまざと思い知らされる。「手ぶらじゃまずいかな?プレゼントのひとつでも…」と余計な悩み&出費をしいられる。そんなこんなで、客にとってはまったくと言っておいほどに、何のメリットも存在しないのが、このキャバ嬢のバースデーイベントなワケなのだ。
しかーし。苦悩を抱えているのは何も客だけではない。実際のところは、客以上に当の本人(キャバ嬢)のほうが数倍も「やっかいなもの」として、このイベントを捉えているコトのほうが多いのである。
まずは人気嬢としてのプライド、他のキャバ嬢にたいする見栄、お店側からの過剰な期待。そういうような見えないプレッシャーに苛まれながら、その当日を迎えているのだ。
「あんまりお客さんが来てくれなかったどうしよう…。」
誕生日の約1ヶ月ほど前から、そんなようなコトで頭がいっぱい。時に「今度の誕生日はたぶんヤバいと思う…。あんまりお客さん来てくれなさそうなの…。」と、付き合いの長いお客の前で「弱いオンナ」を演じて同情心を煽ってみたり、「今度、時間できたら遊びに行こうね!」と、客の鼻先にニンジンをブラ下げてみたりと、あの手この手で当日の来店を促すのである。
彼女達も必死だ。1年に1度のこの日ばかりは本気の本気で必死なのだ。時に気の毒だと思ってしまうぐらいに切羽詰まっていたりもするのである。
それなのに男達は「行けたら行く」というような曖昧な言葉しか返さない。本心では「行かないワケにはいかんよなぁ…。」と思っているくせに。ほっといても行くくせに。二つ返事で「行く!行く!」とは言わないのが、せめてもの「残された客のプライド」なのか。
でも、好きならば駆けつけてあげようぜ。想いを寄せている人なんだから、早い目の段階で少しでも「ホッ」とさせてあげてもイイんじゃないのだろうか。1年にたった1度のバースデーなのだから。
「自分の些細なプライドより、相手を想うキモチ、そして思いやる優しさのほうを優先する。」
そういうのもまんざらカッコ悪くはないものだとオレは思うけれどね。
ただ、いくら張り切って駆けつけてみたとしても、「今」という現状が変わるモノでもないってのが辛いところなんだが…。
「駆けつけて当たり前(現状維持)、駆けつけなかったら見損なわれる。」
これが客にとっての指名嬢バースデーイベントの実体なのだ。




















コメント
いや〜、素晴らしい!さすがにお侍様。全てにおいて的を獲てるコメントですね〜。
2008/02/10 18:08:29 | アベル